化粧品について、私は市販品よりも手作りをおすすめすることが多いです。
今回はそんな手作りコスメの中でも手作り化粧水の作り方の基本についてお話ししようと思います。
とても簡単に効果的な化粧品が安く作れますのでぜひトライしてみてくださいね。
準備するもの
おもに100mlや50mlの化粧水を手作りしていくにあたって必要なものを挙げておきます。
・消毒したボトル
・有効成分
・水(精製水でなくてよい)
・トゥヴェールのしっとり補充液か1.2ヘキサンジオール(防腐剤)
消毒したボトルについて
手作り化粧水は防腐剤を入れて作りますが、市販品に比べて防腐剤の使用量は最低限になります。
なので、出来上がった化粧水が悪くなりにくいように、使用するボトルはあらかじめ消毒しておきます。
消毒は消毒用エタノール(薬局などで入手できます)を使用するのが便利で簡単ですが、なければキッチンハイターを薄めたものを使用してもかまいません。(キッチンハイターの濃度についてはお使いのハイターの説明を参考にしてください)
エタノールは、エタノールに弱い肌質の方でも大丈夫です。エタノールは揮発しますので、よく乾かせばボトル内に残ることはないからです。(エタノールをボトル全体やふたなどにもしっかり行き渡らせてから残ったエタノールを捨て、乾かすだけです。水洗いは不要です)
逆にキッチンハイターを使った場合はすすぎ(水洗い)を念入りにしてください。キッチンハイターが残っていると肌に刺激になる可能性があります。
なお、いずれにせよ、使用したボトルは3回使用程度で捨て、新しいボトルを用意してくださいね。
ボトルについてくわしくは「トゥヴェールの化粧水作成キットのボトル」にて紹介しています。よろしければ参考にしてください。
トゥヴェールの化粧水作成キットのボトルを用意できない場合は、中身が透けて見えるボトルを用意し、100mlの水を入れ、そこのラインに印をつけておいてください。ここで計量した水は捨ててください。
有効成分について
有効成分は、「こういう効果が欲しいな」と思うものを選んでください。
おすすめはAPPS(シミ対策・しわ対策・たるみ対策・ニキビ対策・アンチエイジングなど)、セラミド(乾燥肌対策・肌の基礎体力を上げる)、アミノ酸(乾燥肌対策)などです。
水について
使用する水について、精製水がベターではありますが、精製水はすぐに悪くなりやすく、用意するのもめんどうになりがち。
なので私は精製水を使用せず、水道水を使用しています。
水道水だと肌が荒れる人はやはり精製水がいいです。
なお、ミネラルウォーターは不向きです。有効成分と反応して有効成分の効果がなくなったりする可能性があります。
トゥヴェールのしっとり補充液か1.2ヘキサンジオールについて
防腐剤として使用するのが、トゥヴェールのしっとり補充液か1.2ヘキサンジオールになります。
しっとり補充液は1袋で100mlの化粧水の防腐効果があり、1.2ヘキサンジオールは2mlで100mlの化粧水の防腐効果があります。(使用方法については作り方のところで説明します。)
しっとり補充液か1.2ヘキサンジオールを使うことで1か月常温保存可能な化粧水ができあがります。
トゥヴェールのしっとり補充液と1.2ヘキサンジオールについては「トゥヴェールのしっとり補充液はニキビを誘発する?」にて詳しく解説しています。
作り方
100mlの化粧水を作る場合
1.消毒したボトルにしっとり補充液全量か1.2ヘキサンジオール2mlを入れる
2.ボトルに有効成分を加える
3.水を100mlになるまで加える
4.静かに振り混ぜる(成分によっては振り混ぜずに長時間放置)
5.完成!
50mlの化粧水を作る場合
1.消毒したボトルに1.2ヘキサンジオール1mlを入れる
2.ボトルに有効成分を加える
3.水を50mlになるまで加える
4.静かに振り混ぜる(成分によっては振り混ぜずに長時間放置)
5.完成!
1.2ヘキサンジオールは若干多めになってもよい
1.2ヘキサンジオールを計量するとき、2mlや1mlをはかるのはなかなか大変です。
若干多めになっても構いませんので、くれぐれも規定量より少なくならないようにしてください。
ポイントは水を入れすぎないこと
手順3.で水をそれぞれ100mlになるまで、50mlになるまで入れますが、間違っても100mlの水や50mlの水を入れてはいけません。
そうしてしまうと防腐剤や有効成分の量の分だけ100ml以上(50nl以上)のものが出来上がってしまい、防腐効果が弱くなってしまいます。
必ず、総量が100ml、50mlになるようにしてくださいね。(この点、トゥヴェールの化粧水作成キットのボトルは総量が分かるようになっていて便利です)
使用期限(必ず守って!)
使用期限は1か月です。
使用期限は必ず守ってください。
ボトルに使用期限がいつまでなのか、書いておくことをおすすめします。
色々な成分をこれでもか!と入れたくなりますが…
有効成分は多く入れても5種類までにとどめた方がよいと思います。(できれば3種類くらいがいいか、と)
有効成分同士で相性が悪いものがあるからです。
相性が悪い場合大抵は作ってすぐに有効成分が沈殿したりしてわかります。
が、中には沈殿等せず、見た目にはわからないのに有効成分の相性が悪く肌に刺激を起こすようになってしまうものも!
なので、できるだけ有効成分の種類は少なめにする方がよいです。
有効成分原材料を売っているお店で公開されているレシピにそって作るのもおすすめです。
なお、トゥヴェールで原材料を購入した場合、詳細なレシピブックが送られてきますので、そういったものを参考にするといいかもしれません。(レシピブックが欲しい方は注文時に「レシピブック希望」と備考欄に書いた方が確実にもらえると思います。)
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