洗濯マグネシウムを使った、洗剤を使わない洗濯をご存じでしょうか？
洗濯マグネシウムによる洗濯は、一時期ブームになりました。
ただ、洗濯マグネシウムのパイオニア的存在の「洗濯マグちゃん」が昨年「合理的根拠がない」として措置命令を受けたためか、今はブームが下火のようです。
わが家では今も引き続き洗剤を一切使わず、自作手作りの洗濯マグネシウムだけで洗濯しています。
その理由は、洗剤や柔軟剤を使っていた以前と比べて、あきらかに部屋干しの生乾き臭がなくなったからです。
洗濯マグネシウムによる洗濯とは？
まず、洗濯マグネシウムによる洗濯とはどういうものなのか、さらっとおさらいします。
洗濯マグネシウムによる洗濯というのは、マグネシウムが水に溶けだし水がアルカリ性に傾くことでアルカリ水となるので、そのアルカリ水で洗濯しよう、という洗濯方法です。
この洗濯方法は、洗剤を使わずにすむことから、肌に優しく環境にもやさしい洗濯方法と言えます。
洗濯マグちゃんはなぜ措置命令を受けたのか？
洗濯マグネシウムの元祖とも言える「洗濯マグちゃん」という商品。
こちらについては最初に述べたように昨年4月に景品表示法に基づく措置命令が出ています。
何が問題だったのかというと、平たく言えば「効果について大げさに書いてない？ちゃんと実験結果をしっかり提示してね」という感じです。
なので、データをきちんと出して表示できれば問題はありません。
くわしくは「洗濯マグちゃん 合理的根拠がないとして景品表示法に基づく措置命令」の記事にて。
現在、「洗濯マグちゃん」の開発元である「宮本製作所」ではしっかりしたデータを出すべく、試験中のようです。
実際に生乾き臭が激減！洗濯マグネシウムはわが家ではめちゃくちゃ効果あり！
わが家では洗濯に洗濯マグネシウムを使い、洗剤や柔軟剤はいっさい使っていません。
措置命令が出たあとでも洗濯マグネシウムを使い続けました。
それは、実際に使用していて、汚れ落ちも問題なく、何より部屋干しの生乾き臭がほぼゼロになったからです。
洗剤を使用していたころは室内干しの生乾き臭が気になり、柔軟剤を色々変えてみたり、自作の柔軟剤を使用したりしていました。
自作の柔軟剤で生乾き臭は少しましになったのですが、それでも雨の日やジメジメした日に多少におうことがあったのです。
それが、洗濯マグネシウムを使うようになって、生乾き臭ほぼゼロに。
めちゃくちゃ効果を感じたので、例え合理的根拠がないと言われても私は洗濯マグネシウムを使い続けます。
根拠や理屈よりも実際の効果の方が重要だと思うからです。
洗濯マグネシウムの本当の効果は洗濯槽の汚れ軽減効果による？
ところで、最初の方で洗濯マグネシウムは「マグネシウムでアルカリに傾いたアルカリ水で洗濯することで効果がある」と言いました。
この点について、私個人的には「洗濯時の洗剤や柔軟剤を使わなくなったことによる洗濯槽の汚れ軽減効果」が生乾き臭などがゼロになった原因じゃないかと思っています。
つまり、アルカリ水による洗濯で直接除菌などの効果があって生乾き臭が軽減したということよりも、洗濯マグネシウムを使用することで洗剤や柔軟剤を使用しなくなり、洗剤など不使用の結果、洗濯槽が汚れにくくなってニオイのもとのカビが繁殖しにくくなったんじゃないかと思っているのです。
ちょっと長かったのでまとめますね。
洗濯マグネシウムの効果が出た理由（あくまで私見です）
１．洗濯マグネシウムを使用するので洗剤や柔軟剤の使用をやめる
２．洗剤や柔軟剤を使わないことにより洗濯槽が汚れにくくなる
３．洗濯槽が汚れにくくなり、洗濯槽にカビが繁殖しにくくなる
４．洗濯槽のカビが減ったことにより、洗濯物にカビがうつらなくなる
５．洗濯物にカビがうつらなくなった結果、洗濯物の生乾き臭が軽減する
以上のような経緯です。
洗濯槽の汚れ・カビの原因は洗剤・柔軟剤
洗濯槽の分解クリーニングをされている業者さんが「洗濯槽の汚れ・カビの原因は洗剤・柔軟剤」だと断言されています。
実際にたくさんの洗濯機を分解洗浄されてきた業者さんが言うのですから間違いないと思います。
Youtubeなどでも洗濯槽の分解クリーニング動画がたくさん挙がっています。
それを見れば「あー、洗剤や柔軟剤が洗濯槽の汚れ・カビの原因なんだなー！」と納得もできます。
洗濯マグネシウム使用をきっかけに洗剤や柔軟剤使用をやめてしまえば、洗濯槽の汚れやカビがそれまでのようには発生しなくなります。
それに加えて定期的な洗濯槽クリーニング（洗濯槽カビキラーや酸素系漂白剤、オキシクリーンなどを使って自分でできる洗濯槽洗浄）をすれば、洗濯槽の汚れやカビは減っていくのではないかと思います。
洗濯物の生乾き臭は洗濯槽のカビも原因
洗濯物の生乾き臭の原因は、洗濯物を乾かすのに時間がかかったことに加えて、カビの菌が洗濯時についてしまっていることもひとつの原因ですよね。
カビだらけの洗濯槽で洗濯した洗濯物がカビくさくなって生乾き臭がしてしまうのは当然だと思います。
なので、洗濯槽のカビをできるだけ少なくすることが洗濯物の生乾き臭を軽減するのに有効だとわかります。
結局、洗剤や柔軟剤の使用を極力少なくするか、ゼロにするのが生乾き臭軽減への近道なんですよね。
洗濯マグネシウムで生乾き臭がほぼゼロになったわが家
わが家では洗濯マグネシウム使用をきっかけに思い切って洗剤や柔軟剤の使用をストップしました。
定期的に酸素系洗濯槽クリーナー（過炭酸ナトリウム）を使って洗濯槽をきれいにしていますので、洗剤等不使用と洗濯槽クリーニングの相乗効果によって、生乾き臭がほぼゼロになったのも納得の結果です。
日本の洗濯機は優秀なので洗剤はいらない？
そもそも、日本製の洗濯機はとっても優秀で、洗剤なんて使わなくてもある程度汚れを落としてくれます。
なので、洗剤を使用する必要はほとんどないんじゃないかと思います。
頑固な汚れだけ部分洗いしておけば、あとは洗剤なしで洗濯機へポンッ！だけできれいになるのかもしれません。
そういう意味では洗濯マグネシウムさえ不要かもしれません。
私の考えが正しいなら、洗濯マグネシウムは気休めかもしれません。
何も入れないよりはなんとなくマシなだけかも？
いずれにせよ、洗剤は不要だと思います。
柔軟剤も不要？
柔軟剤に関しては、入れないよりも入れた時の方が洗濯物は柔らかいかもしれません。
そして、硬い衣類やタオル類は肌あたりが悪くて肌へ悪影響かもしれません。
でもカビだらけの衣類やタオル類の方がもっと肌に悪い気がしています。
柔軟剤が洗濯槽の見えない部分にべっとりついてそれがカビのエサになってカビが大繁殖している洗濯槽を洗浄するYoutube動画を見ました。
あんなことになるくらいなら、多少洗濯物が硬く仕上がってもいいと個人的には思います。
洗濯マグネシウムでカビ・臭いとおさらば！
というわけで、洗濯マグネシウムが直接の汚れ落としやニオイ軽減効果をもっているかは不明ですが、結果的に汚れ落ちもよく、生乾き臭軽減効果もあることから、わが家では引き続き洗濯マグネシウムを使用したいと思います。
なお、自作手作り洗濯マグネシウムについては「【手作り洗濯マグちゃん】洗剤いらずの激安エコ洗濯」の記事にて紹介しています。
洗剤や柔軟剤を使わないか使用量を減らすことで、洗濯のコストも下がりその上エコにもなって良いことがたくさんあります。
ニオイ軽減の効果が出るまで1か月くらいかかるかもしれませんが、ぜひ試してみてほしいです。
あ、洗濯槽のクリーニングも忘れずに！
洗濯槽クリーニングをしてカビをある程度除去して、洗濯マグネシウム使用で洗剤・柔軟剤使用をやめるか減らすかすれば結果は出てくると思います。
うれしい効果が出たらぜひ連絡くださいね！
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