乾燥してガサガサになったり、ひび割れて痛い唇…。
唇が荒れる原因はリップクリームにほぼ入っていると言っても過言ではない「ヒマシ油」が原因かも?
その他、ミツロウが唇の荒れの原因だったり、ルージュに入っているタール色素が原因だったり、歯磨き粉が原因だったりします。
唇が荒れる原因はいくつもありますが特にひまし油に焦点を当ててみようと思います。
ひまし油不使用のリップクリームの紹介のほか、おすすめリップケア方法についてもお知らせします!
ひまし油が唇の荒れの原因に
ほとんどのリップクリームに含まれるひまし油(ヒマシ油・キャスターオイル)。
このひまし油は唇の荒れの原因になることがわりとよくある成分です。
ひまし油が唇の荒れる原因かも?と知られるようになって、今はひまし油不使用のリップクリームがわりとありますが、ほんの一昔前まで「ひまし油が唇の原因」だなんて、医師も気づいていませんでした。
その歴史がわかるのが、下記論文です。
口紅,リップクリームの塗布後に口唇の腫脹,発赤をきたすという珍しい訴えの患者が来院した.パッチテストを繰り返してようやくつきとめることのできた原因物質は,これまで口紅皮膚炎の原因にはなり得ないと考えられてきたヒマシ油であった.
https://webview.isho.jp/journal/detail/abs/10.11477/mf.1412202862
臨床皮膚科という雑誌の37巻6号に掲載の「ヒマシ油による口紅皮膚炎」という論文からの引用です。
「珍しい訴え」とありますね。
当時、そういうことを訴えてくる人が少なかったことがわかります。
でも、最近になってこれはさほど珍しくないことがわかってきました。
私もまた、ひまし油で唇が荒れやすいです。
唇によさそうと思ってせっせと塗っていたリップクリームが唇の荒れる原因だったなんてショックでした。
ひまし油不使用リップクリーム
ひまし油不使用リップクリームには以下のようなものがあります。
・キュレル リップケアクリーム
・MARKS&WEB ハーバルリップクリーム(黒の方)
・NOV ノブ リップケアクリーム UV
・スクワランや馬油など
・ワセリン
キュレル リップケアクリーム
キュレル リップケアクリームの全成分は以下のとおりです。
キュレル リップケアクリーム 全成分
グリチルレチン酸ステアリル*、ワセリン、流動パラフィン、水添ポリブテン、セレシン、マイクロクリスタリンワックス、オクチルドデカノール、ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル・オクチルドデシル)、長鎖二塩基酸ビス3-メトキシプロピルアミド、ヘキサデシロキシPGヒドロキシエチルヘキサデカナミド、ホホバ油、油溶性カミツレエキス、スクワラン、BHT
*は「有効成分」無表示は「その他の成分」
ひまし油はもちろんのこと、ミツロウも入っていませんし、タール色素も不使用なので優秀なリップクリームです。
スクワランや馬油などで唇に栄養分を与えたあと、蓋として使用するといいかもしれません。
色付きの方もあり、こちらもひまし油・ミツロウ・タール色素不使用。
ただし、色づきはほんの少しですので色味に期待するとガッカリするかも?
MARKS&WEB ハーバルリップクリーム
MARKS&WEB ハーバルリップクリームの黒い方はひまし油が入っていません。
ただし、ミツロウはしっかり入っています。
なのでひまし油とミツロウ、どちらもNGという方は使えないのが残念。
いい香りがして、気分の上がるリップクリームです。
唇に栄養を与える目的で最初に使い、その上から上で紹介したキュレルのリップケアクリームを使うと最強の組み合わせになります。
MARKS&WEB ハーバルリップクリーム(黒の方) 全成分
オリーブ果実油、ミツロウ、シア脂 、イソステアリン酸エチル、オクチルドデカノール、カカオ脂、(マカデミア種子油/水添マカデミア種子油)エステルズ、メントール、トコフェロール、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ジペンタエリスリチル、ハッカ油、ラベンダー油、ローズマリー葉油、ハチミツ
カカオ脂が入っているのでワンちゃんを飼っている方は使用に注意が必要かも!
NOV ノブ リップケアクリーム UV
NOV ノブ リップケアクリーム UVは文字通り、UVケアもできるリップクリーム。
紫外線吸収剤不使用なのに白浮きせず、UVカットできてリップケアもできるスグレモノです。
唇は実はかなり紫外線の影響を受けやすく、日焼けで炎症を起こしたり色素沈着したり、荒れたりするので、UVケアは大切です。
また、昼間だけでなく、夜寝る前にも使える商品なので、これひとつでマルチに使えるアイテムです。
NOV ノブ リップケアクリーム UV 全成分
ワセリン、トリエチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、水添ポリイソブテン、トリイソステアリン酸ポリグリセリルー2、合成ワックス、酸化チタン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、グリチルレチン酸ステアリル、トコフェロール、ヒアルロン酸Na、ステアリン酸、水酸化Al
ワセリン主体で、どちらかというと栄養を与えるというよりは蓋の役割のリップクリーム。
このアイテムを使う前にスクワランや馬油などで唇に栄養を与えると効果的です。
スクワランや馬油など
スクワランや馬油などは唇に栄養を与えるのにうってつけ!
中でもスクワランを練り状にした、HABAの「海の宝石」はかなりおすすめ!
使いやすい上に余分なものが入っておらず、唇にも安心して使えます。
使う量は爪の先でちょっとひっかく程度とごく少量なのでいつまでたっても減りません。
効果的な上、長持ちするのでコスパもいいです。
スクワランや馬油などを使ったあとはワセリンなどでうるおいを閉じ込めましょう。
ワセリン
唇に栄養を与えたあと、蓋をする意味でワセリンをつけると唇の水分が蒸発しにくく、いい感じにうるおいを保ってくれますのでオススメです。
ワセリンの中でも精製度の高い「サンホワイト」がおすすめ!
その他、唇が荒れる原因
最初に書いたように唇が荒れる原因はひまし油のほかにもたくさんあります。
例を挙げるとリップクリームに多く含まれる「ミツロウ」、ルージュで多く見られる「タール色素」、それから歯磨き粉も唇が荒れる原因になることが!
唇が荒れやすいという自覚のある人はこれらに気をつけてみてはいかがでしょうか?
おすすめのリップケア方法
唇が荒れやすいなら、油脂系リップ(唇に栄養を与える役割)とワセリン系リップ(唇の水分蒸発を防ぐ役割・蓋の役割)の2段構えでリップケアすることをおすすめします!
唇に栄養を与えてから蓋をすることについては「【プチプラ】赤ちゃんみたいなぷるぷる唇になる方法」でくわしく紹介していますのでよろしければ参考にしてみてください!
また、「唇のくすみを取ってピンク色の唇に【スペシャルリップケア】」という記事にてラップパックや美容家電(安いです)を使用する方法もお知らせしています。
ぜひのぞいてみてくださいね!
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