日本臨床歯周病学会のホームページによると、歯周病が糖尿病や脳卒中、心筋梗塞などの生活習慣病やアルツハイマーの原因になることが示唆されています。
今回は歯周病と生活習慣病やアルツハイマーの関係と歯周病に有効と思われる歯磨き粉や電動歯ブラシについてご紹介します。
歯周病とは歯肉の炎症
歯周病ってよく聞くけど結局どういうことかわかりにくいですよね。
歯周病は歯肉が炎症を繰り返している状態です。
そのため、歯茎から出血したりします。
でも私たちは歯茎から多少出血があっても、あまりあわてることはないです。
普通、けがをして出血があったらまず消毒しますよね?
大腸などから出血があったら病院できちんと検査しますよね?
なのになぜ歯ぐきからの出血はほうっておいてしまうのでしょう。
それは歯周病がありふれた病気で、歳をとると歯ぐきからの出血くらい「まぁよくあることだよね」という気持ちになってしまうからですね。
でも歯周病は怖い病気なんです。放置しておくには危険すぎます。
歯周病は今から見るように命に係わる病気の原因となることがありますから、しっかり予防・治療していきましょう。
歯周病と糖尿病
歯周病は糖尿病の合併症のひとつとされ、糖尿病になる→歯周病になるという流れは以前から知られていました。
ですが、最近になって逆の流れ、つまり歯周病になる→糖尿病になるという形があることが明らかになってきたようです。
そして驚くべきことに、歯周病を改善すると糖尿病も改善することがわかってきたそうです。
これは見逃せない事実ですよね。
歯周病と脳卒中
脳卒中の中でもとりわけ脳梗塞(脳の血管がつまる病気)は歯周病との関係が深いです。
歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になりやすいというデータがあるくらいですから、歯周病が明らかに脳梗塞に作用していると考えても間違いなさそうです。
歯周病と心筋梗塞
歯周病は歯肉の炎症だと言いましたが、歯肉が炎症を起こしそれを繰り返しているということは炎症により毒性物質が体の中に放出されていることを意味します。
歯周病により発生した毒性物質や歯周病の原因菌はかんたんに全身をめぐってしまいます。
それが今まで見てきた糖尿病や脳梗塞の引き金になっていると考えられるのですが、心筋梗塞に関してもやっぱりその毒素や歯周病原因菌が引き起こすことがあるようです。
心筋梗塞を引き起こすというのはどういうことでしょうか?
まず、歯周病の原因菌からの刺激によって動脈硬化を誘導する物質が出ます。そしてそれが血管を詰まらせます。
心臓の筋肉に血液を送る血管がつまると心筋梗塞になります。
歯周ポケットと心筋梗塞
以下は歯周ポケットと心筋梗塞に関する参考資料です。
歯周病の原因菌が動脈硬化を起こした心臓の血管から見つかることが多いようです。
日本臨床歯周病学会のホームページ
今まで見てきた歯周病と全身疾患に関する日本臨床歯周病学会のホームページは以下になります。
歯周病に有効と思われる歯磨き粉
歯周病に有効と思われる歯磨き粉で私がオススメしているのが、「ライオン デント システマ ハグキプラスプロ」です。
IPMPという歯周病予防に役立つ成分が配合されている割に安価な商品だからです。
ドラッグストアでは買えず、歯科か通販でしか入手できないのがたまにキズですが、ぜひ使ってみてほしいです。
電動歯ブラシは歯周病にオススメ!
私は、自身の経験や周りの人の体験談などから、歯周病予防に電動歯ブラシをおすすめしています。
電動歯ブラシと歯周病については「歯周病には電動歯ブラシ!」の記事にて。
最新オススメ電動歯ブラシはパナソニック
最新のオススメ電動歯ブラシはパナソニック ドルツ EW-DL36-Aになります。
この機種は歯科医が推奨する「横磨き」ができ、圧力センサーもあり、しっかり正しく磨けます。
その上余計な機能はついていないので比較的安いですからおすすめです。
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