私たちの腸内にある善玉菌が増えると便秘や下痢なども減り体にいいとされているのは皆さんご存知の通りです。
この腸内の善玉菌、実は「美肌」と大いに関係があり、腸内の善玉菌が増えると肌がふっくらツヤツヤの美肌になれるというのです。
何となく体によさそうとは思っていたけれど、まさか美肌と密接な関係があるなんて!
そこで今回は腸内善玉菌と美肌の関係、そして腸内善玉菌を増やす方法についてシェアしたいと思います。
腸内細菌について
私たちの腸内には善玉菌と悪玉菌、それからそのどちらでもない日和見菌というものがあります。
腸内では日和見菌が7割くらいいて、残りの3割のポジションを善玉菌と悪玉菌が争っている状態。
そして、善玉菌と悪玉菌のうち優勢な方(多い方)と同じ働きをするのが日和見菌、という構図なのだそうです。
善玉菌は腸内を弱酸性に保つことで、体を守る菌。
悪玉菌は有害物質を生み出して腸内をアルカリ性にすることで、体に悪影響を及ぼす菌。
これらおもに3種類の菌が腸内フローラ(腸内細菌叢)を形成しています。
悪玉菌が増えると悪玉菌が有害物質をどんどん生み出します。
その有害物質が体中をめぐり、肌荒れなどの原因になるのです。
さらに、悪玉菌が増えると便秘や下痢などの不調も出てきます。
これらが美肌にとって大敵なのは皆さんご存知のとおりです。
理想の腸内フローラ
腸内フローラの理想は「善玉菌2・悪玉菌1・日和見菌7」という割合なのだそうです。
腸内フローラがこの理想の割合にあると体が健康に保て、美肌にもいいとのこと。
ところが現代社会に生きる私たちの多くの腸内フローラは多くの場合悪玉菌が優勢の状態。
そこで腸内フローラを理想の状態にするべく、善玉菌を増やす必要があるのです。
善玉菌が増えれば日和見菌も善玉菌と同じように働いてくれます。
するとどんどん腸内環境がよくなり、悪玉菌の割合が減っていって肌荒れなどが起きにくくなります。
肌あれが起きないだけでなく、肌に十分な栄養がいきわたり、新陳代謝が活発になり、キレイな皮膚が表面に表れてくるようになります。
新しくキレイな皮膚が生み出されるということは元気でふっくら、ツヤツヤの肌になれるということですね。
この好循環が生まれると悪玉菌が原因となっていたニキビやシミ・しわ・たるみなども改善していきます。
善玉菌を増やして腸内フローラを理想の状態に保てれば美肌にもなれるってことです。
善玉菌を増やすには?
では善玉菌を増やすにはどうしたらいいのでしょうか?
食べ物で善玉菌を増やす
ここで、皆さんご存知の「発酵食品」の出番です。
発酵食品と言えばヨーグルトや味噌、チーズなどが有名ですね。
これらの発酵食品に含まれる乳酸菌が、腸内の善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
ただ、発酵食品が腸の中に存在して善玉菌を増やす働きをできる時間は限られていて、すぐに消化されて腸内からいなくなってしまいます。
なので発酵食品は何か一品をこまめに3食ごとに取り入れる、といった方法が有効です。
また、オリゴ糖も腸内環境を整えるのに役立ちます。
オリゴ糖は乳酸菌のエサになったり、直接善玉菌を増やす働きがあるそうですよー。
オリゴ糖を含む食品にはきなこやバナナ、はちみつなどがあります。
良質な睡眠で善玉菌を増やす
良質な睡眠が善玉菌を増やすことも知られています。
良質な睡眠をとるには、次に挙げる適度な運動を取り入れるほか、ラベンダーなどのアロマオイル(エッセンシャルオイル)を使ってみるのもいいでしょう。
「アロマストーン代わりに100均の意外な商品を利用して安眠」という記事も参考にしてみてくださいね!
適度な運動で善玉菌を増やす
適度な運動も腸に良い影響があるとされています。
前に挙げた、良質な睡眠をとるためにも適度な運動は大切ですよね!
かんたんなエクササイズだけでもいいので取り入れていきましょう。
なんと、「お風呂の前に30秒かがむだけ」というかんたんエクササイズもあります。
何もしないよりは絶対に良いので、お風呂前の習慣にしてみては?
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